甘えと甘やかし

子育てにおいて大切にしたいコト、それは人それぞれだと思います。
ただ
「自分は親に愛されている」
という疑いようのない自信、それは子供に持たせてあげて欲しいと思います。

この
「自分は愛されている」
という自信が、自尊心の獲得において非常に重要となります。
そして、その自信があるからこそ、安心して親の傍から離れることができるのです。

 

この”自分の子供を愛する”ですが・・・・
可愛いから
とか、
成績が良いから
とか、
運動ができるから
とか、条件付きの愛ではありません。
「あなたがあなただから」
という無条件の愛でなくてはいけません。

条件付きの愛情では、子供は常に不安を抱えることになります。
「勉強を頑張って良い成績を取り続けなければ、親から嫌われてしまう」
頑張れている間はまだ良いですが、頑張れなくなった時、頑張っても保てなくなった時、その子供のショックは測り知れません。
親の期待に応えるコトが出来なくなり、愛情を注いでもらえなくなった子供は、はたしてどうなっていくのか・・・。

では、最後まで親の期待に応え続けられた子供は、ずっと親から愛情を注がれるので幸せか!?そうとは言えないと思います。
常に不安があるでしょうし、その子は親が敷いたレールの上をひたすら進んでいることになるので、自分で自分の人生を切り開く力が足りないかもしれません。
また条件つきでしか愛されなかった子供は、条件つきでしか人を愛せなくなる危険性もあります。

 

子供には、い~っぱい甘えさせてあげて欲しいと思います!
甘えるコトを受け入れてあげる。それは非常に重要なコト。
安心して子供が甘えられるような親子関係を、ぜひ築いて下さい。

 

ただ、甘やかしてはいけない!!
甘えと甘やかし、似ているようで全く違います。
甘えさせてあげなくてはいけないけれど、甘やかしてはいけない・・・・・
境界線がドコなのか、非常に難しいです。
それは教えてあげることはできませんので、自分で考えなければなりません。
子供と関わる時、これは甘えなのか、甘やかしになるのか、常に自問自答しながら接してほしいと思います。