おむつ

”おむつ”というと紙おむつが頭に浮かぶ人が多いと思います。

しかし最近では、”布おむつ”の良さが再認識され、布おむつを使用する母親達も増えてきています。

 

ただ働く母親にとって、子供を預ける保育園から
「紙おむつでお願いします!」
と言われると、布おむつを使いたくても使えない・・・という現実もあるようです。

 

では、ここで布おむつと紙おむつ、双方のメリット&デメリットについて!!
デメリット(一般的イメージも含める)

布おむつ 紙おむつ
洗濯物が増える ゴミが増える(ゴミ問題の一番の原因が紙おむつ&ナプキン)
おしりのケアが大変(かぶれ易い) 科学繊維を使用(一般的にコットンを使用しているイメージがあるが、実は違う)
  科学香料を使用
  おむつ離れが遅い傾向あり
  経済的負担がかかる

 

メリット(一般的イメージも含める)

布おむつ 紙おむつ
再利用が可能で経済的 使い捨て
天然素材を使用しているので、皮膚呼吸が可能 頻繁に替えなくても大丈夫(2回位は吸ってくれる)
科学香料が入っていない  
おむつライナーを使用すれば、うんち等の処理もラク  
環境に優しい  
定期的に替えることで、かぶれを防げる  
おむつ離れが早い傾向あり  
身体図式の認識に役立つ  

 

こう見ていくと、布おむつのデメリット&紙おむつのメリットは”親側”の考え。

つまり親が楽ができるってこと。
「毎日の世話を考えると大変!だから少し位ラクしても良いじゃん!!」
そう思う気持ちも分かります。

 

では、ここで質問です!!
「1日24時間、365日、生理用ナプキンを着けなさい!!」
という命令を下された場合、あなたは毎日を快適に暮らせますか??

生理用ナプキンの場合は一部分。でも、おむつは全体を覆います。

イメージしたら、どれ程気持ち悪いか分かると思います。

 

また、吸収性に優れ頻繁に替える必要のない紙おむつの場合、
おしっこが出た → 気持ち悪い 
という感覚が鈍くなります。”おしっこが出た”という感覚が鈍いと、おむつ離れが遅くなる傾向があります。

 

布おむつの場合、濡れて気持ち悪いから反応する。
排泄をする
 ↓
塗れる
 ↓
気持ち悪い
 ↓
交換してもらう
 ↓
気持ち良い
このサイクルが実は重要。

 自分の排泄行為に注意が行くことが、身体図式(体のドコに何があるか)の形成に役立ちます。

自分の排泄器官がドコにあるか分かる&上のサイクルが分かるコトで、トイレトレーニングがスムーズにいくのです。


しかし紙おむつの場合、上記のサイクルが分かり難い。

よって身体図式の形成が困難になります。

 

布おむつの場合、1歳半~2歳位で、多くの子供はほぼ完璧におむつ離れをする傾向があります。(勿論個人差あり!!)
トレーニングパンツや普通のパンツを履いている子が多く、もよおしてきたら
「トイレ!」や「おしっこ出る!」
と自分から言ってきたり、合図をします。

何か作業に集中していて、気づいたら漏れていた・・・・
ということも、勿論あります。

 

この”おむつ離れ”と性器へのコンプレックスには関係性があると述べる学者もいます。

”おむつ離れ”の遅い子程、自分の性器へのコンプレックスを抱きやすいと。

特に男の子は生殖器と排泄器官が同じですので、気をつけてあげたいですね。

 

 

私はアンチ紙オムツ!!という訳ではありません。
旅行に行く時などは、紙オムツを着けます。

 

ただ、紙オムツを使うにしても、紙オムツはどういう物なのかをきちんと理解しておいて欲しいと思います。

紙オムツがどういう物であるかが分かっていれば、付き合い方も考えることができます。
例えば、外出時と睡眠時は紙オムツで!など。

紙オムツの危険性を知らずに、”良い物だ”と思って使うことが、最も危険だと思います。

 

私は今、おむつなし育児というのを実践しています。

おむつなし育児については、主にブログにアップしていきますので、ぜひブログもチェックしてください♪