やさい

   やさい
作者 :平山和子
出版社:福音館書店
出版年:1982年
価格  :840円

 

ストーリー
だいこん、トマト、きゃべつ、ほうれんそう等、よく食卓に並ぶ野菜が登場します。

「はたけで そだった だいこん」という言葉とともに、畑に埋まった状態の大根が描かれています。
「やおやさんに ならびました。 ふとった だいこんですよ。」と、キレイに洗われ、葉を短く切りそろえられた大根が描かれています。
大根、キャベツ、トマト、ほうれんそう、さつまいも。それぞれの野菜が畑に生えている様子を見開きで見せ、次の見開きで八百屋に並ぶ様子を見せていく、というパターンで描かれています。

 

とても丁寧に、そしてリアルに野菜の絵が描かれています。

 

畑に埋まったままの野菜の様子と、野菜屋さん(今はスーパーの方が多いかな?)で見る野菜、どちらの姿も見ることができます!

 

残念なのは、単体で描かれていないこと!
大根も何本か一緒に描かれています。

これが単体だと良かったのに~!!!

と、本当に残念です。

 

0~3歳はイメージの取り込み期です。
名称提供をする際は、リアルな絵(もしくは写真)を見せながらしますが、ポイントは単体であること!!
幾つか描かれているものだと、描かれている物全てで”大根”だと思ってしまう可能性があるからです。

単体で描かれていないのは残念ですが、とてもリアルに描かれているので、この時期のお子さんに見せるには良い絵本だと思います。


そして、料理をする際、包丁を入れる前に
「大根」
と言いながら見せてあげ、また、食べる際にも調理された物を見せながら
「大根」
と言ってあげるのも良いと思います♪